
・日本の意見が反映され、ガソリンを燃料としたコンロは使用出来ないことが明記された。(4.2項)
・燃料の容量を最大3?に限定した理由について質問したところ、ABYCルールによることが判明した。容量を規定することに意味がないため、本項は削除された。(旧6.5項)
・4.6項コンロの作動許容角度は、船のロール角、ピッチ角共に30°までとなっていた。
この角度は厳しすぎるという日本のコメントも認められ、ボートについては各々15°までと緩和された。
・燃料を加える時に火を消さないで加え、火災になる事故が欧米で多い。タンクを外さなければ給油できないようにするか、コージョンラベルを充実させるようにする。
・今回の討議事項を反映させたものを各国へ配布する。配布後30日以内に回答し、その後DISとして発行することとなった。
4.4 WG12:防火(議長…Mr.F.Hartz(独))
(1)資料
・ISO/WD9094−2 Draft7 Fire Protection−Part2(添付資料5)
・ANNEX4−FIRE TEST FOR GRP(添付資料6)
(2)規格概要
この規格は、実用的な防火程度を達成する手順を明確にし、持ち運び式消火器を規定し、向かっ、固定式消火装置の要件を定める。船体長さが15mから24m以下のあらゆる種類の小型舟艇に適用される。
(3)議事概要
・上層へ上がって避難する時の距離の修正足場から出口までの垂直距離は1.0mから1.2mへ修正された。デルフト会議において1.3mから1.0mに変更されたが、1.0mではベットに座った時に頭がぶつかる等強い反対意見がアメリカやフィンランドから出たため。
・避難路の最長距離はLh/5からLh/3へ戻され、Lh=15の時に5mとなり、15m以下の小型舟艇を規定しているPart1との連続性が確保された。(Part1は最長距離5m)
・避難路について長時間論議され、「From any accommodation space, there shall be at least 2 escape routes leading to the open air.」が核となり、出口が1つでよい例外を検討することとした。
(例)1Exit/4person以内/12?以内
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